新型ノア/ヴォクシーの納期が延びている理由とは?販売店ができることはあるのか?素人なりに考察!

  • 2022.06.01
新型ノア/ヴォクシーの納期が延びている理由とは?販売店ができることはあるのか?素人なりに考察!
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はじめに

新型ノア/ヴォクシーの納期が延びている理由とは?販売店ができることはあるのか?素人なりに考察!

コロナ禍になってから新車購入時の納期が長期化していることは、この記事を開いてくださった皆さんであれば当たり前のようにご存知だと思います。

私自身、ヴォクシー90系ガソリン車の新車購入を人生で初めてしたのがコロナ禍になってからであり、事前に状況もある程度理解していたので早め早めに動こうと決めていました。

が、実際に待ってみると長い長い。
コロナ前であれば注文から1,2ヶ月後の納車が当たり前だったと思うと、実際私が待った4ヶ月弱という間は非常に長く感じました。

しかし、この4ヶ月弱という期間も今となっては「短納期」の部類に入るレベルです。

私は先行予約開始後、二日目に契約を行いました。その状態で4ヶ月弱待つことに。

現時点(2022年6月)で注文すると1年待ちと言われているのでとんでもない長納期化ですよね。

では、長納期になっている要因はどこにあるのでしょうか?
また、メーカーや販売店が短納期化に向けてできることはあるのでしょうか?

この記事では、長納期という事実だけを知っている状態で背景がよくわからずフラストレーションが溜まっている方向けに、少しでもロジックを理解いただき「それなら仕方ないよね」と心を穏やかになっていただくために、個人として考察した内容を記載しています。

必ずしも正しいとは限らず、更に過不足あるかもしれませんが予めご了承ください。

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長納期化の要因とは?

半導体不足(部品不足)

これは一度は聞いたことのあるワードではないでしょうか?
半導体という物自体の詳細な説明は省きますが、車を作る上で非常に重要な部品であり、半導体を含めて、一つでも部品が足りないと車は作ることができません(当たり前ですが)

この半導体不足はコロナ影響によって、半導体を作る工場が工場員の方の感染により稼働ができなかったり、稼働できたとしても人員不足で時間がかかっていることが考えられます。

また、これはなるほどなと思ったのですが、コロナ禍によって今まで以上に自宅にいることが増えたという背景から、半導体を使う車以外の製品の需要が高まったことによって、自動車への供給が滞っていることもあるとのこと。

複合的な要因で半導体が不足しているということですね。

車製造工場員のコロナ感染

半導体が足りたとしても、それを組み立ててくれる工員の方が勤務できなければ車を作ることが物理的にできません。

これもコロナ感染によって稼働できない工員の方がいたという事実があると思います。

世界情勢の変化

これも皆さんご存知だと思いますが、いわゆるウクライナの問題です。

具体的には、調べてみるとウクライナ・ロシアには半導体を作る上で重要なレアメタルの一部の多くが供給されているとのこと。

つまり、半導体を作りたくともその原材料が不足しているということです。

上海ロックダウン

こちらもコロナ影響で、上海がロックダウンをした影響で、本来上海から供給されるはずの部品が日本に入ってこずに一時的に車が作れないという状況が発生しているとのこと。

つまりどういうことか?

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シンプルに、コロナ影響が様々な箇所に影響を与えているということです。

その状態であっても、人気車種である最新ミニバンのノア・ヴォクシーの注文数は増えている状況。

つまり、供給 <<< 需要の状態です。
現状も作れていないわけではないものの、需要が圧倒的に多く、その分納期が後ろ倒しになっていると考えることができます。

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それぞれの要因の解決方法はあるのか?

ここまでで、大きくコロナ影響と世界情報の変化の影響があると考えています。

コロナ影響について。
こればっかりは私は専門家ではないのでなんとも言えませんが、この先感染力・症状の強い変異株が出てきた場合、恐らく解消はされません。

が、変異株が出てこない場合はどうでしょう?
世界的にワクチン接種が進み、更に新たな半導体工場も世界(日本を含む)で作られてきているという話ですので、永遠に半導体不足が続く・工場が稼働できないという状況は続かないのではないか?と思っています。(時期はわかりませんが。。)

続いて世界情勢について。
こちらも素人なので全くわかりません。。
実はこの問題によって起こっているレアメタルの供給問題がボトルネックになる可能性があるのではないか?と個人的には考えています(コロナ影響とは関係のない世界)

メーカー・販売店にできることはあるのか?

私も4ヶ月弱待ったのでわかるのですが、長納期化のストレス・怒りの矛先をついついメーカーや販売店に向けがちだと思います。(Twitter上でもそのような方も見かけます)

が、冷静に、論理的に考えるとメーカーや販売店に何ができるのでしょうか?
考えてみました。

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メーカー

「部品が仕入れられない以上、車は作れない」
これに尽きます。

つまり、如何にして部品を仕入れられるか?にフォーカスして考えてみます。

一つはメーカーが仕入れ値を高くすることで優先的に供給を受けるということ。
半導体が全く作られていないという状況ではない認識なので、需要と供給のバランスを考えると、高い金額を出せば理論上は優先的に買えるはず。

が、これをやると当たり前ですがメーカー(例えばトヨタ)の利益が減ります。
もしくは、利益を減らしたくないメーカーは車の価格を上げます。

お気持ち的には「メーカーの利益を減らしてでもお客様を優先しろ!」と言いたくなりますが、冷静に考えてみましょう笑

例えば、トヨタのような世界的な企業の利益が減ると、従業員のお賃金が下がります。
また、利益を減らさないように下請け会社の利益を食いつぶすことになるでしょう(実際にやるかどうかは別ですが、理論上の話です)

となると、トヨタのような巨大企業(もしくは関連会社)で働く社員のお賃金が下がり、お賃金が下がると日本の消費が下がり、例えばですが飲食店が潰れたりします。

実は巡り巡って私達への影響も出てくるということです。

そこまでして一日でも早く車が納車されることを優先しますか?というお話です笑

販売店

私達が直接コミュニケーションをしているのは販売店ですよね。
ですので、自然と販売店への不満が募ると思います。

が、これも冷静になって考えてみましょう!

そもそも販売店とメーカーの関係性について理解しておきたいこと。

販売店はメーカーの販売代理店であるということ。
つまり、直接的にメーカーと販売店はつながってはいないのです。(というとちょっと語弊がある部分もありますが)

例えば身近な(わかりやすい)例でいくと、ゲームメーカーとゲームを売っている販売店(ヨドバシカメラ)などを想像してみてください。

ヨドバシカメラはメーカーから商品を仕入れてメーカーの代わりにゲームを売っていますよね。

その状態で、「ゲームがつまらん!!けしからん!!」とヨドバシカメラの店員さんに文句を言う方はいるのでしょうか?笑

(厳密には違うのですが)車のメーカーと販売店も同じような構造です。
恐らく誤解されている方の多くは、販売店にメーカーの名前が入っていることだと思います。

例えばトヨタですと、ネッツトヨタ、トヨタカローラなど。
それらもネッツ(代理店の)トヨタ、(代理店の)トヨタカローラであるということ。

ですので、ぶっちゃけ販売店の営業さんに「車が来るのが遅いんだよ!!」と文句を言ったとしても「知らんがな」と私がもし営業担当であれば思います笑

ただ、そこは営業マンの皆さんもお仕事として、プロとして振る舞う必要があるので「おまたせして申し訳ございません」と言わざるを得ないわけです。

ここまで読んで、まだ販売店の営業マンに文句を言いたくなりますか?

私はとてもじゃないですが言えないです。
その構造を予め知っていたので、「営業マンのみなさんも大変ですよね。。どうしようもないですもんね。。」と営業マンの気持ちに寄り添ったコミュニケーションをしていたつもりです。

私達が理解しておきたいこと

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ここまでお読みになっていただいたみなさん、ありがとうございます!

少しは長納期のフラストレーションが和らいだでしょうか・・・?

もし、まだまだフラストレーションが溜まっているよ!!という方も、せめて営業マンやメーカーに対して矛先を向けるのをやめるだけで、みんなが幸せになれると思います。

何故ならば、それをすることでは長納期化は解消しないからです。

とはいえ、私自身も4ヶ月弱待っている間に我慢できずに矛先をメーカーや営業マンに向けたくなるときはありました(だって人間だもの)。

が、そんなときは矛先を「全部コロナのせいだ!(JR風)」とすることで納車までの修業期間を乗り切りました。

この記事を読んだ皆さんの気持ちが少しでも変化させられることができたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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