iOS Distribution Certificateは何枚まで作成可能?

iOS Distribution Certificateは何枚まで作成可能?
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はじめに

iOSアプリを開発しているとApp Storeへの申請時に必ず必要になってくるProvisioning Profileですが、更にProvisioning Profileを作成するためにはDistribution Certificateの作成が必要です。

むか〜〜し(何年前かは忘れてしまいましたが)はそのDistribution用のCertificateは1枚までしか作成できなかった記憶があります(曖昧)

また、その数年後にようやく2枚まで作成できるようになった記憶があります(これもまた曖昧)

2枚まで作成できるようになった際に「これで1枚目の有効期限が切れる前から新たなCertificateを作成できる(期限切れ当日に対応しなくてよい)」となって喜んだ時期があったように記憶しています。

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最近の開発における課題

とはいえ数年前からはfastlaneからProvisioning Profileを作成する運用もメジャーになってきており、

  • 手動で作成したDistribution Certificate
  • fastlaneから自動で作成したDistribution Certificate

の2枚が混在する時期がありました。

この場合にProvisioning Profileを今までどおり手動で作成しているパターンと、fastlaneから自動で作成するパターンの2パターンが存在しており、両方のCertificateを有効期限が来るたびに更新する必要がありました。

となると、今までどちらか1パターンの運用のときに可能であった「有効期限切れ前に新たな一枚を作成する」ということができなくなるのでは?という課題が出てきました。
(Distribution Certificateを2枚までしか作れないという前提において)

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本当に2枚までしか作ることはできないのか

「2枚までしか作れない」という制約があると諸々の運用を整理しなければならずどうしたものか。。。と困っていたのですが、Stackoverflowに下記のような記事がありました。

How many iOS Ad Hoc distibution certificates can be created? Limit for certificates?

I called Apple for a separate account question I had so I asked about this at the same time. I asked Brian ( Senior Advisor from Apple Developer Program Support) to email it to me so it’s official.

上記記事の中では、実際にAppleのSupportに問い合わせた際のメール内容が添付されていました。

その中には、

Each of the programs are able to create distribution certificates however the Apple Developer Enterprise Program can have two active certificates, while the Apple Developer Program is able to have three active certificates. 

と書かれており、

  • Apple Developer Enterprise Program(ADEP)は2枚
  • 通常のDeveloper Programは3枚

と書かれているではありませんか!
※公式Documentは色々漁りましたが見つけることができませんでした。

おわりに

いかがだったでしょうか。

3枚まで作れることがわかったため、今回の課題は解決することができました。
(どちらかの運用パターンのCertificateの期限が切れる前に事前にもう1枚作成することが可能)

今後、fastlaneのようなメジャーな作成パターンが増えてきた際にはAppleとしても作成可能なCertificateの数を増やしてくるのでしょうか。

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