はじめに
この記事では「システムエンジニアが転職を成功するために必要なアクション」について紹介していきます。
私自身システムエンジニアを10年ほどしていますが、その間2度転職をしています。
(新卒から4年目、6年目のタイミング)
その時に2度とも非常にすんなり転職ができ、年収も順調に上げているのですが周囲の声を聞くと「転職がうまくいかない」など転職活動自体がうまくいっていないシステムエンジニアを見てきました。
今の時代、特にエンジニア職の方であれば一つの会社に在籍し続けることの方が珍し区なっている中で、「どうすれば転職が成功するのか」について私自身の体験をもとにお伝えできれば思います。
なぜ転職をするのか?
転職するにあたってまずは考えていただきたいこと。
それは、「なぜ転職をするのか?」についてです。
人それぞれの転職理由があると思います。
例えばですが、
- 収入を上げたい
- スキルアップをしたい
- 関わるサービス・業種を変えたい
- 労働環境を改善したい
- 憧れている/一緒に働きたい人がいる
- etc・・・
のような理由があげられると思います。
ここで大切なのは、「なんとなく転職したい」や「とりあえず外の空気を吸っておこうかな」などの考えで転職はしてほしくないということです。
私の場合、1度目の転職理由は「収入を上げたい」&「労働環境を改善したい」でした。
2度目の転職理由は「(結婚後の生活を考えて)収入を上げたい」でした。
正直、上記で書いておいてなんですが「そこまで深く転職目的は考えていなかった」です。。
この記事を読まれている皆さんはどんな理由で転職を検討していますか?
転職のゴールを決めよう
「転職の理由」と似ているのですが、「転職のゴール」を設定することも大切だと思います。
転職の理由をもう一段ブレイクダウンする・具体化するようなイメージです。
例えば私の場合、「収入をあげたい」理由がある場合、「具体的に100万円年収を上げたい」などと設定しました。
また、「動労環境を改善したい」については、「長時間労働はしたくない」「自社サービスを持っている会社に行きたい(SIerはやめたい)」でした。
ここでのゴール設定が後に紹介する「成功する転職方法」に関わってきます。
とはいえ、上記レベルのゴール設定でも個人的には問題ないかなと思います(この時点では)
転職活動はどうやって始めればよいのか?
転職活動をスタートする際に、今の時代であれば「何かしらの転職サービスを使い始める」ところからスタートする方も多いと思います。
また、最近であれば「知り合いを通して」「勉強会で話を聞いてみて」などのリファラル採用も大いにありだと思います。
個人的には後者のリファラル採用ができればベストだと考えています。
というのも、結局のところ転職先の会社の内情や具体的な話は面接の1時間程度で分かるはずもなく、転職後に「こんなはずではなかった」というミスマッチも最大限減らせると考えているからです。
とはいえ、誰もがリファラル採用ができるわけではないと思います。
私もその一人でした。
当時は地方の田舎でSIerをしていたのですが、常に夜遅くまで低賃金で働くという負のスパイラルになっていたため、そもそもそんなキラキラした場や機会はなかったのです。
(と言いますか、考えることすらできなかった。。)
では私の場合どのように転職活動をスタートしたのか。
1回目の転職の時はやはり転職求人サービスの登録から始めました。
当時地方にいた私にとって、求人サイトを検索しているだけで全ての会社が今以上の条件・環境で働けると感じた記憶があります笑
というのと、8年ほど前のリクナビNEXTと比べると今の検索条件や求人内容は比べ物にならないくらいパワーアップしていますね。。
もちろん、今であればリクナビNEXT以外の転職サービスも多々あるため選択肢は広がると思います。
ただ、たまたま当時リクナビNEXTを使っている中で出会った「リクルートエージェント」というサービスが私の転職を非常にスムーズにかつ効率的に成功に導いてくれました。
リクルートエージェントとは?
リクルートエージェントの公式サイトへリクルートエージェントというサービスをざっくり説明すると、「転職するまで専属の担当者があなたの希望に合う求人を見つけてくれて提案してくれ、面接の準備、現職の退職交渉や、転職先の年収交渉などトータルでサポートしてくれる」サービスです。
「サポート」と書いておきながらなんですが、「一緒に伴走をしてくれる」という表現の方が適切でしょうか。
なぜリクルートエージェントを使うべきなのか?
なぜエージェントサービスを使うのが良いのか?
結論から言います。
「転職求人サイトよりも好条件の会社が数多く存在しているから」です。
なぜ好条件の会社がより多くエージェントサービスに集まるのか?
当時のエージェントの方が説明してくれましたが、確かに納得感がありました。
それは、採用したい企業側が求人サイト・エージェントに支払う金額を紐解くとすっきりします。
求人サイトはサイトへの掲載期間で支払う金額が決まります。
例えばですが、4週間掲載すると100万円などです。
(どう感じられたかは人それぞれだと思いますが、求人サイトへ掲載するにはとってもお金がかかります。。)
一方、エージェントは転職が決まるたびにその人の転職後の年収で支払う金額が決まります。(年収に対して支払う割合は企業ごとに決まるようです)
例えばですが、年収600万の人の転職が決まり、その企業が年収の20%を支払うと決めている場合は120万円がかかります。
ここでの圧倒的な差は求人サイトは転職者が決まらなくとも掲載期間でお金がかかってしまうことに対して、エージェントは転職者が決まらないとお金が発生しません。
逆も然りで、求人サイトでは何人転職者が決まろうと金額は一定ですが、エージェントは転職決定者数によって大幅に支払う金額が増えてしまいます。
ここから言えること、それは「エージェントを使っている企業はお金を持っている」ということです。
もちろん、単純に言えることではないのですが採用にお金をかけられる会社とかけられない会社では後者の会社の方が安心・安定感はありますよね。
これがエージェントサービスをオススメする理由です。
更に、両者を使った私には分かるのですが、圧倒的にエージェントサービスの方が有名企業が多く、労働条件が良い会社が多かったのです。
私の場合、年収や労働条件にウェイトを置いていたのでエージェントサービスを使わない理由はありませんでした。
エージェントの人は何をしてくれるのか?
ではエージェントの人は一体何をしてくれるのでしょうか?
簡単に言ってしまうと、「実際の面接以外のことはなんでもしてくれる」と考えた方が「してくれないこと」を探すよりも早いのです。
と言いつつ、表現に語弊がないように補足しておくと笑、
- 条件に合致する求人を提案してくれる
- 面接の準備を手伝ってくれる
- その会社独特の面接対策を教えてくれる
- 経歴書の添削を行ってくれる
- 年収交渉を代行してくれる
- 退職交渉のアドバイスをしてくれる(代行はもちろんしてはくれません笑)
です。
私が1、2回目の転職活動で特に助かったのは上記の太字にしているところです。
正直、条件が良ければ働く会社にこだわりはなかったため、求人を提案してくれたのは非常に助かりました。
求人の提案というのは、もちろん裏側では検索システムを通じて出しているのですが、そのエージェントの方もプロですので検索した企業から更に「この会社が特にオススメできます」などの情報を付随して提案をしてくれます。
また、その会社独特の面接対策も事前に教えてくれるため助かった記憶があります。
(例えば、A社は志望動機はどうでも良いのでいままでどんな技術を使ってきたのかを具体的に話せるといいよ、B社はホワイトボードを使って説明をするよ、など)
エージェントを使うことで転職活動が孤独にならない
これも私にとっては大きなポイントでした。
転職活動はなかなか周りの人には言いづらいことです。
よって、求人サイトを使っているだけだと一人だけで転職活動をしなければならないので孤独になりがちです。
一方、エージェントを利用すると、定期的な電話でのフォローもしてくれるので非常に励みになりました。
どうやってエージェントサービスを始めるのか?
ここまで読んだ方であれば、「エージェントサービスを使わない手はない」と理解していただけたはずです。
リクルートエージェントの公式サイトへまずは上記サイトから会員登録を行いましょう。
すると、メールでその後の段取りの連絡が来るはずです。
その際、まずは一度担当エージェントの方と対面でお会いすることを激しくオススメします。
私も当時は地方の田舎にいたため、直接東京まで行くことに躊躇したのですが、勢いで新幹線に乗って当時のオフィスであった虎ノ門に行ったのは今となってはその後の転職活動に勢いがついたと思っています。
システムエンジニアの転職市場の状況は?
2018年末時点で、システムエンジニアの転職市場は圧倒的な売り手市場です。
つまり、転職する側のアドバンテージが非常に大きいのです。
この記事を読んでいただいているあなたにシステムエンジニアとしての自信が少しでもあり、転職を望んでいるのであれば転職活動を始めない手はないと思います。
(実際に私が勤めている会社も人手が足りません。。)
おわりに
いかがだったでしょうか?
私が転職活動を2回行った際に2度リクルートエージェントを利用させていただきましたが、成功した(自分なりにおいたゴールを達成したという意味で)理由として、やはりエージェントの伴走があったからだと心から思っています。
もし、求人サイトのみを利用して転職活動をしている方がいれば是非、エージェントサービスを利用してみてください。
あなたの転職活動がきっと今まで以上にうまく行くことを願っています。