はじめに
この記事では、Google AdSenseの審査で指摘される「価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)」について、実際に審査を通すまでに行なったことを紹介します。
同じ審査否決理由でお困りの方に少しでもお役に立つことができれば幸いです。
Google AdSense審査を通すためにまず行なったこと
この記事をご覧になられている方であればご存知だと思いますが、2018年はAdSenseの審査が非常に厳しくなったと言われています。
私も2018年の9月下旬に初回審査に出したのですが、記事タイトルの指摘を受けること約10回。。
さすがに「もう無理かも?」と諦め掛けていた時期がありました。
(後述しますが、それなりに対策は行なったつもりだったので)
とはいえ、初回審査に出すまでにある程度のことは行なった「つもり」でいたため、まずは「どんな対策をして初回審査に出したのか?」について簡単に紹介します。
- プライバシーポリシーのページを設置
- お問い合わせページを設置
- 「感想文」のような記事を作らない(読み手の疑問を解決する記事にする)
- 記事数は10記事以上(目安)
簡単ではありますがこんな感じでした。
どれも諸先輩方のアドバイス記事を元に対応し、審査に出しました。
が、結果はタイトルの通り「価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)について」でした。
具体的にどんな指摘なのか?

約10回ほど受けている指摘は上記画像の通りです。
- ユーザ(読み手)にとって価値がほとんどないページ
- 広告比率が高すぎるページ
- コンテンツをコピーまたはリライトしたページ
大きく分けて上記の3つを指摘されています。
1点目の指摘である「ユーザ(読み手)にとって価値がほとんどないページ」ですが、正直これを指摘されると「ぐぬぬ・・・」となってしまう方は多いのではないでしょうか?
「私の書いてあるページって価値がないんだ・・・」と心をえぐられやる気を削がれた方も多いと思います。。
私もその一人です笑
指摘に対してまずはどんな対応をしたのか
1点目の指摘内容は抽象的すぎて「何をどうしたらよいのか、どの記事を言われているのかわからない」ため、対応を後回しにしました。
2点目の指摘である広告比率についてですが、確かにA8.netを使ってアフィリエイト広告を貼った記事も半分ほどありました。
「アフィリエイトの広告がダメなのか(張ること自体に問題があるのではなく、内容に関連していないなど細かな点まで見られているのかも)」と考え、アフィリエイト広告を貼っている記事を全て非公開に戻しました。
ですが、これも効果なし。
テンプレ文のごとく同じ指摘が返ってきました。
(審査に出して数時間後に結果がきました)
3点目の指摘ですが、当初の私は「自分のブログ内で同じような構成の記事があり(セブンイレブン製品の紹介記事)、それを複製と言われているのではないか?」と考え、セブンイレブン系の記事を自信作の一つに絞って再審査に出しました。
が、結果は変わらず。。
となると、残る指摘は「ユーザ(読み手)にとって価値がほとんどないページ」となったのですが、やはり「何をどうしたらよいのかわからず」という状態でした。
(この時点で2018/11月下旬で、やる気が削がれた時期でブログを放置していました。。)
諦めずに実践したこと
年末年始休暇に入り、まとまった時間も取れたところで、「やっぱりAdSenseを諦められない!」という自分の気持ちが湧き上がってきたところで次に私が立てた仮説として、
「ブログ自体が様々なジャンルを扱っていることが要因なのではないか(雑記ブログ)」
でした。
というのも、
上記の本を読んだ際に「ジャンルは絞った方が良い」という内容が書かれており、「大先輩がそう仰るのであればやはり関連はありそうだ」と考えたためです。
※なお上記書籍にはそれ以外にも初心者には目から鱗系の内容が多数書かれているためおすすめ(というか必読)の本だと思います。
そこで私が実践したのはズバリ、
自信のある記事のジャンルで新しいドメインの取得&新しいwordpressの構築を行う!
でした。
(結論、上記を対応することでAdSenseの審査を一発で通すことができました!)
具体的に何を意識してブログを新規構築したのか?
新規構築したサイトは、
【I Love 千住】
になります。
正直、新規ドメイン取得から新規wordpress構築まで行うのはしんどい作業です。。
ですが、一旦そこは抜きにして意識して行なったのは、
- 記事のジャンルを絞る(今回でいうと特定の地域に関するブログにした)
- 読み手の疑問を解決する記事を意識した
- ブログTOPのデザインを意識した(このブログは新着記事一覧がTOPで味気がない??)
- 旧ブログ(当ブログ)からexportした記事に対して、canonical設定&redirect設定を行う
という4点です。
これは完全なる個人的な仮説でしかないのですが、1点目+3点目が大きく貢献したのでは?と考えています。
4点目の「旧ブログ(当ブログ)からexportした記事に対して、canonical設定&redirect設定を行う」についてはSEO評価を新ブログに移行させるためのテクニックなため審査には直接影響はしないと思われます。
また、巷で言われている「記事数は多い方が良い」といった内容ですが、私が上記ブログを審査に出した際の記事数は4つでした。
さらに、PV数もほぼゼロの状態で出しています。
よって、「記事数やPV数は見られていない」というのも私の仮説です。

結果的に、2019/1/1に上記メールを受け取り念願の審査通過を果たしました!
元旦という一年の始まりに審査通過を受け取れたのは非常にテンションがあがりました。
このブログも再審査中
2019/1/5現在、審査が通ったアカウントに追加する形で審査依頼中です。
過去のブログを見ると、「一度審査に通ればどんなドメインでもAdSenseを張ることができる」とあるのですが、2019/1/1時点では「ドメインを追加する場合には追加審査が必要」な状態であることがわかりました。
(これもまた審査が通るか非常に怪しいのですが。。)

【2019/1/19追記】やはりダメだった・・・
このブログも改めて審査に出しましたが、やはり同様にダメでした。
とはいえ、特に何かしたわけではなく審査に出したので逆に通ってしまっていたら「審査をしているのは人間で、ある程度人依存の部分があるのかも?」という推測もできたのである意味安心しました笑
とはいえ諦めるわけにはいかなかったので、対策を考えました。
「この記事の内容には絶対に自信がある」ものだけを公開
行なった対策は見出しの通りです。
「この記事は自分なりに自信があり、複製とは言われない自信がある!」という記事に絞って審査に出しました。
それらの記事を参考までに紹介します。
結果、無事に審査通過!!

振り返ってみると、やはり他の記事とは違って「キーワード的に競合が少ない記事 ( = 複製と判定されづらい記事)」という点と、「SEO的に上位にくる記事 ( = ユーザによく見られている = 価値がある)」という点が重要なのでは?と推測しました。
おわりに
私のアプローチは「既存の記事をリライトして頑張る」というものではなく、「自信のある記事をまとめて新たにブログサイトを構築する」でした。
同じ否決理由で悩まれている方で、「どれだけ記事をリライトしても審査が通過しない」とお手上げ状態の方はぜひ同じアプローチをされてはいかがでしょうか?
(とはいえブログの再構築は大変ではありますが・・・)
また、全ての記事をリライトするのではなく、「自信のある数記事に絞る」ことで審査を通過させるのも良い手段だと思います。
「記事数が少ないと審査が通らないのではないか?」についてですが、4記事でも審査を通過した方もいるようですので、「最低4記事かつ、自信のある記事に絞る」対応をおすすめします。
ただし、「自信のある記事」の内容が「読み手の疑問を解決するものになっているのか」の見直しはされたほうが良いと思います。
(例えば本記事であれば、審査否決の理由をいくつかの仮説と対応策を提示することで上記を満たせている認識です)